身寄りのない叔父夫婦の壮絶な後始末が軌跡の連発で解決!?


まむじさん 50代 女性
第1部のあらすじ
身寄りのない叔父が急死した。身体が弱く何もできないという叔母からの連絡を受けたまむじさんは妹さんと2人で和歌山にある叔父夫婦の家へ駆けつけた。家の中はゴミ屋敷という荒れ様だったがとりあえず叔父の葬儀問題を解決しようと奮闘。厳しい条件の中なんとか葬儀を終わらせたまむじさんはいったん兵庫の自宅へ帰ったのだった。


まむじさん:
帰ったあと葬儀したあと叔母をどうするか、叔母がもし施設に入るのであれば住んでいた家(団地)の中の片付けをしないといけないんですね。

ユッティ:
1人では暮らせないんですもんねえ…叔父さんは介護をされてたってことですもんね。

まむじさん:
そうなんです。だからそうなるとどちらにしても部屋の退去をするための費用がかかる訳ですよ。その件や、ごみ処理とかいろいろ最初していたら叔父の借金というか…督促状が出てきたりとかいろんなものが出てきたんです。

ユッティ:
こりゃ大変だ…

まむじさん:
これを見て私達はどうしようかと思ったわけですよ。でもどうすることもできず一旦帰るわけですよ。片付け整理だけして帰って、というのを何回か繰り返したんです。

ユッティ:
私達というのはご主人様と一緒に?

まむじさん:
そうです主人と。でも繰り返しそうしていると主人はだんだん疲れ果てて参ってくるんですね…ガソリン代もかかるし仕事もしながらだったので。

そうすると、だんだん顔が変わってくるんですよ。『なんで行かなきゃいけないんだ』みたいな…そうなってくると2人で車の中で空間ツイートするんですよ。高速だし誰も聞いてないだろうと大声で『嫌だああこれもう嫌だああ』て『お金もかかりたくない!』『なんだこのめんどくさいのは!』とかずっと2人で怒鳴ってたんです。まずは『もうお金かけたくない』というのと『何回も何回も行くのは嫌だ』とか『早く解決してくれ!』という感じで言ってたんですね。そういうことをしているとだんだん言うのも疲れてくるんですね。

それで車窓からぼーっと外を眺めていたらですね、兵庫から和歌山に行く道中てすっごい綺麗な景色なんですよ。春先だったので新緑が綺麗で…それを見てたらこんなに景色綺麗だったんだ…気持ちいいなあとか思って、もうこの『気持ちいいきもちでいこうよ』という話になりました。それからは『全て解決しました』と『あっという間に解決しました』『お金もかからなかったし、叔母さんも気持ちよくその後過ごせるようになりました』『私達もスッキリして叔父を見送ることができました』という感じで夫婦でずっと続けたんです。誰も聞いていないので大きい声で(笑)夜もトラックが走るくらいで誰も聞いていないので…

ユッティ:
窓を開けて!?

まむじさん:
そうです!窓開けて『気持ち良い~!』て言いながらやってたんですよ。そうすると不思議なことに…

ブラウザの×ボタンを押して、
 このページを閉じてください。