姑との葛藤が和らぎました
ぺんぎん
姑が体調を崩し、療養の為に我が家に泊まりに来ました。
身体が辛いせいか、普段にも増して不機嫌なオーラを放っています。
テーブルに肘をつき、まずそうに食事をする姑の姿を見ながら、私の気持ちも滅入っていきました。
「嫁としてもっと優しくしてあげた方がいい」と頭ではわかっていても、実際は家事や食事の支度だけで精一杯。食卓はお葬式のように静まり返り、場を盛り上げる心の余裕もありませんでした。
食後にゴロンと横になり、足を組んでテレビを見る姑。品行方正な祖母から「お行儀よくしなさい」と躾けられてきた私には、その姿がどうしても受け入れ難く感じられました。
Gメソッドで「苦しみの鎖」という表現がありますが、過去に姑から言われて傷ついた言葉や、嫌な思い出が次々と浮かび上がってきて、葛藤が膨らんでいきました。姑がくつろぐスペースに無造作に置かれた薬や軟膏を目障りに感じ、家の至る所にしみついた軟膏の匂いを敏感に感じ取っては、嫌な気分になっていました。
「このままではいけない」と、ノートに嫌な思いをすべて書き出して、イヤだツイートをしました。普段なら、この思いをひっくり返して願い立てツイートに変換するのですが、どう変換して良いかわからず、ちょっと考えて、和合ツイートをすることにしました。
姑に感謝できることを書き出してみると、これまでたくさんの愛を受けてきたことにも改めて気付くことができました。
その日の夕方、思いがけないイベントが起きました。
帰宅した夫が、愚痴と不満の多い姑(自分の母)の態度に耐えかねて「いい加減にしろ!」と怒りを爆発させたのです。
息子に怒鳴られる姑の姿を見て、少しかわいそうになりました。
夫が部屋に戻った後、「マッサージしましょうか?」という言葉が自然に出てきました。姑の背中をマッサージすると、「すごく気持ちが良い」と言ってもらえて、お互いの心がほぐれた感じがしました。
翌日も「マッサージをして欲しい」と姑に頼まれ、喜んでもらえることを私も嬉しく感じました。その次の日、姑は「体調もだいぶ良くなったから」と自宅に帰っていきました。
姑が自宅に帰る前に、マッサージを通して心を通わせることができて本当に良かったと思います。