本を忘れた私を救った、たった一日の奇跡
ららら
海外在住者です。
ある用事があって夫の会社へ行ったとき、大切にしていた日本の本をうっかり置き忘れてきてしまいました。
忘れ物がないか確認までしたのに、なぜかその本だけ忘れてきたのが不思議でした。
もしまた購入するとなると、簡単に海外配送できないので無くなると本当に困る本でした。
なぜこんなことが起きたのか考えてみると、会社で夫を待っている間、「Gメソッドの勉強をするか、その本の勉強をするか」を迷っていて、結局その本の勉強を優先しました。
「もしかして、Gメソッドを体験させるために本を忘れさせたのかな?」とさえ感じました。
翌日、本を探しに朝早く家を出ることに。
ただ、首都圏なので満員電車を覚悟しなければならず、「満員電車はいやだー!」とつぶやきながら地下鉄に向かいました。
ところが、駅に着くといつもより人が少ない。
なんとその日は日本でいう“大学センター試験の日”で、この国では受験生がスムーズに移動できるよう、学校が休みになったり出勤を遅らせる特別な日だったのです。
そのおかげで私は満員電車を避け、余裕のある電車で夫の会社に向かうことができました。
そして、無事に本も見つかりました!
まるで「体験談として話せるように」とタイミングを合わせたかのように起きた出来事でした。